kamihitoのびーとるふぁくとりー

飼育しているクワガタ、カブトムシについての飼育記や撮影した写真を投稿しています。クワカブの魅力をたくさんの方に伝えたい。

我流の写真撮影方法について

皆さんこんにちは。


Kamihitoです。

 

本日は以前より質問が多かった、Kamihito流の写真撮影方法について記事を書きました。

 

至らない点もあると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

 

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さて、では早速自己流のクワカブ写真撮影方法について紹介していこうと思います。

 

まず、個人的に写真を綺麗に撮る上で、重要視しているポイントが3つほどあります。

 

それは…

 

①撮影機材②撮影環境③光の当て方

 

です。

 

なぜこの3つが重要なのかは各項目で説明します。

 

 

 目次

 

 

①撮影機材について

 

僕は主に一眼レフスマホのカメラを使って写真を撮っています。

 

一眼レフはNIKONの”D500”という機種をメインに使っていて、このD500に”AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED”という型番のマクロレンズをつけて撮影しています。

 

というのも、クワカブ以外の写真も趣味で撮影したりするので、オールラウンダーとして使える一眼レフを使用しています。

 

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かれこれ二年以上使っている愛機。

スマホiPhone Xを使っていて、一眼を使うのがめんどくさい時などは主にこのiPhoneで撮影しています(笑)。

 

また、近日OLYMPUSより深度合成機能のついたタフカメラシリーズのTG-6が発売されるということで、こちらの購入も視野に考えています。

 

 

僕の個人的な意見ですが、一眼もデジカメもスマホ「撮影機材の特徴や強みを理解すること」が何より重要だと思っています。

 

確かに性能のいい機材を使えば綺麗な写真が撮りやすいかもしれませんが、使えるモードや機能、絞り値とシャッタースピードの組み合わせなど、その機材の特徴を知れば知るほど、色々な表現の写真が撮れるようになります。

 

どんな機材も使い方によれば自分にとってのベストマッチする機材になりうる、ということだと思います。

 

それでは、3つの機材で撮った写真を何枚かご紹介しながら、それぞれの機材の特徴を簡単にまとめてみようと思います。

 

 

スマートフォン(iPhone)内蔵カメラ

iPhone自体が扱いやすく、指でタップするだけでピントも合ってくれるので、非常に便利。
最近の機種は特に性能もいいため写りが綺麗。

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ミラーレス一眼

一眼レフよりコンパクトなので、取り扱いが楽チン。
これからカメラを始めたい人や、クワカブの写真を綺麗に撮りたいけど一眼レフは高いと思ってる人におススメ。

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OLYMPUS E-PL5 f/5.6 1/13秒 ISO-1600

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OLYMPUS E-PL5 f/2.8 1/40秒 ISO-1600

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OLYMPUS E-PL5 f/2.8 1/60秒 ISO-1600

 

 

一眼レフ

なんといってもパワフルで一瞬を逃さない機動力が魅力的。
使い慣れるまで時間がかかるが、迫力ある写真を撮ることができる。

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NIKON D500 f/8 1/250秒 ISO-504

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NIKON D500 f/5 1/125秒 ISO-1008

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NIKON D500 f/5 1/125秒 ISO-1008



②撮影環境について

 

機材の種類よりもこちらの方が綺麗に撮る上で重要なポイントかもしれません。

 

大きく屋外と室内の2つに分けられ、そこからさらに手の上だったり白い模造紙の上だったり、様々な撮影環境が身の回りにあると思います。

 

次の項目の話と繋がるのですが、Kamihito的には光が当たりやすい環境で撮ることがオススメです。(後の章で説明します)

 

写真で比較しながら見ていきましょう。

 

まずマンディブラリスフタマタクワガタの写真

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屋外・コンクリートの上(iPhone X撮影)

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屋外・廃材の上(iPhone X撮影)

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室内・タイルの上(iPhone X撮影)

同じような角度でも被写体の見え方が違いますね。

 

周辺環境の色だったり質感といったものが被写体を引き立たせてくれることが分かると思います。(最後のマンディの写真だけ違う個体なのですが、上2つの写真のマンディは同じ個体です)

 

 

次にホペイオオクワガタの写真

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白い模造紙の上(iPhone X撮影)

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白い模造紙をバックにした手の上(iPhone X撮影)

模造紙の上と手の上に被写体を置くだけでも見え方がそれぞれ異なります。

 

色味や立体感が違うように感じますね。

 

 

応用例として、例えばニジイロクワガタを撮影する際、

 

手の上に被写体を乗せて写真を撮れば…

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NIKON D500 f/7.1 1/200秒 ISO-159

こんな写真が撮れたり、

 

他にも、雨というコンディションの中、空き缶をアクセントにして被写体を撮影すれば…

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NIKON D500 f/3.2 1/100秒 ISO-200

こんな写真も撮ることができます。

 

 

③光の当て方について

 

Kamihito的には、綺麗な写真を撮る上で一番重要なポイントかなと思います。

 

僕はよく外で撮影しているのですが、太陽が被写体の全体に光を当ててくれるため、鮮明で綺麗な写真を撮ることができます。(晴れの日は直射日光がクワカブに当たるため、曇りの日に撮るのがおススメです)

 

言葉で説明するよりも写真で比較してみてもらった方が分かりやすいと思います。

 

ホペイオオクワガタの写真

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ライトなし(iPhone X撮影)

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ライトあり(iPhone X撮影)

全体像をくっきり映すには、やはり光の当て方が重要なのが一目瞭然ですね。

 

表現によっては暗めに撮るのもアリですし、光の当て方を色々試してみながら撮影してみましょう。

 

 

応用例として、例えば、暖色系のライトを当てれば…

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OLYMPUS E-PL5 f/2.8 1/25秒 ISO-1600

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OLYMPUS E-PL5 f/2.8 1/25秒 ISO-1600

このような写真が撮れますし、

 

あえて被写体全体に光を当てず、夕焼けの光だけを光源とすれば…

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OLYMPUS E-PL5 f/5.4 1/80秒 ISO-640

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OLYMPUS E-PL5 f/6.3 1/200秒 ISO-200

こんな写真が撮れます。

 

 

では、先述した3つのポイントを踏まえて、お手元のスマートフォンを使って早速クワカブの写真を撮ってみましょう!

 

 

〜屋外撮影編〜

用意するもの
スマートフォン
・撮りたいクワカブ

 

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撮影環境に適している場所を探し、

 

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手の上などにクワカブを乗せ、

 

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あとは撮影するだけ(笑)。

 

色んな角度から撮影してみましょう。

 

注意点としては、クワカブが飛んで逃げないように、風が吹いてないタイミングで撮影してください。

 

 

〜室内撮影編〜

用意するもの

スマートフォン
・撮りたいクワカブ
・ライト(机に付いているライトでもOK)
・白い模造紙(100均などで売ってるもので可)
・高さ調節などができるもの

 

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今回は自分の部屋にある机を撮影ブースに利用してみました。

 

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白い模造紙を背景紙として使用して、高さは430ccのプリンカップを用いて調節しています。

 

試しにヒラタクワガタを撮ってみると…

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こんな感じ。

 

 

 

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オウゴンオニの標本を撮影すると…

 

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こんな感じ。

 

 

おまけ

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カンターゴカクサイカブトもこんな感じに綺麗に撮れました。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

身近なもの・場所でも使いようによっては素晴らしい撮影環境になりえますし、アイデア次第で色んな写真を撮ることができます。

 

今回の記事を読んでもらって、皆さんの撮影意欲、モチベーションに繋がったら嬉しいです(^^)

 

ではでは。